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痒い時、そこを掻くとなんで痒みが楽になるのでしょう。

 普段ごく当たり前に行なっている「痒い時に掻くと楽になる」という現象ですが、これは生理学的に説明がつくんです。
 まず痒み(かゆみ)というのは、痛みの軽いものと理解されています。人間は痛覚刺激を強く受けると「痛い」、軽く受けると「痒い」、弱く受けると「心地よい」と感じるようになっています。
では痛い時や痒い時にそこを摩ったり掻いたりするとなんで痛みや痒みが楽になるのでしょう。
答えは「神経の太さ」にあったのです。・・・脳に情報を伝えたり、脳からの情報を末端に伝えたりする「末梢神経」は六つぐらいの太さがあり、太い神経の方が伝達速度が速いのです。
 痛みを伝える神経は細く、肌を触られたと言う感覚(触覚)を伝える神経は太いので、ある場所に痛みや痒みが起こると、その情報を脳に伝えるわけですが、その場所を摩ったり掻いたりすると、そっちの情報のほうが脳に先回りして痛みや痒みの情報を抑制してしまうのです。結果摩ったり掻いたりすることで痛みや痒みの情報が脳に伝わりにくくなり楽になった気分になるという訳です。
 同様の理論で、「くしゃみ」が出そうな時に、「鼻の頭」を掻けば、掻いている間中は「くしゃみ」が抑制されるのだそうです。今度試してみてください。

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2008年02月26日 15:33に投稿されたエントリーのページです。

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